文部省が55年ぶりに新しく新設する学校区分こそ専門職大学です。専門職大学とは、特定職種の能力育成を目的とした大学になります。つまり、専門学校的実習中心の教育を大学として行うというものです。ですので、従来には大学としてなかったような分野が大学を開講できることにもなります。
そのような中、国際ファッション専門職大学は日本で唯一のファッションビジネスの専門職大学を掲げ、モード学園を運営する日本教育財団が手掛けるファッション・服飾の大学なのです。その特徴は、4年間で600時間の企業内実習と海外企業研修を必須化しているという超本気のプログラムにあります。国内のアパレルやテキスタイルメーカーをはじめモード学園で培ったネットワークにより海外にもきちんと実習先を確保しています。アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、オーストラリア、中国、台湾の15社と提携し、例えばアメリカのラルフローレンなども提携先に入っています。
もちろん、大学の授業でファッションについての知識やスキル獲得の授業も十分にあります。しかし、学業を修めるのではなく最終目標としてはその業界で活躍できるだけの人材として成長することです。よく学生が社会人になり社会の厳しさを知ると言いますが、学生の内から社会の厳しさとファッション業界という中に身を投じられる環境がここにはあるのです。
本気だからこそ専門職大学で4年間業界に浸かるという選択は素晴らしい選択だと思います。もちろん、専門学校でも十分に知識と技能、実戦経験は積めると思います。しかし、最終的に就職のことを考えると専門職大学卒の方が大卒扱いになるので条件的には有利になります。よりその業界への執着が高いのであれば専門職大学という選択肢はベストだと思えます。