単科大学と総合大学ってどう違うの?どちらがいいの?

単科大学と総合大学ってどう違うの?どちらがいいの?

大学というと「4年生大学」と一括りにする文化がありますが、基本大学は医学部を除けば4年生で、2年生のものは短期大学ですから4年制大学というのもおかしな話だなとたびたび思います。大学の正しい区分けって、単科大学か総合大学かではないでしょうか。進学する時に4年生の大学を探す人はいないと思います。自分の学びたい学科などを軸に探していくのだと思いますが、もし同じ分野が単科大学と総合大学にあったらどちらを選ぶでしょうか。

総合大学については、様々な教育・研究を行う大学で、圧倒的に総合大学の方が多いです。さまざまなといっても、何重にもまたがる学問分野を包括している総合大学もあれば、2~3の学問分野の総合大学というものもあります。いわゆる旧帝大はすべて総合大学になり、10以上の学部で構成されています。実は複数の学部に跨っていても規模が小さい場合には単科大学とみなされることもあります。人が多い分、色々な分野の人との出会いのチャンスは多いものの、自らアクションを起こさなければ取り残されてしまいます。次に、単科大学とは、単一の分野や研究を行う大学のことを言います。工学、医学、教育、芸術の4分野が代表的です。そのため、総合大学と比べて校舎もコンパクトで学生数も多くはありませんが、教員も交えてアットホームな雰囲気でキャンパスライフを送れます。

階段に集まる学生

こうなってくると、同じ学部が総合・単科の両方にあった場合には大学の規模が決めてになるようです。しかし、2019年度には単科大学の中に専門職大学というものが追加されます。国際工科専門職大学は、従来の工科大学に相当する大学です。しかし、同校はモード学園で著名な日本教育財団の運営する専門学校です。学校こそ区分けされているものの、キャンパス内はファッション・美容・工科・医療・福祉とまさに総合大学とも呼べる専門職大学群を形成しております。ファッション・美容・工科・医療・福祉の分野であれば専門職大学という新しい選択肢もあるということを覚えておきましょう。