【小学生】子どもが「理科」への苦手意識をなくすには?

【小学生】子どもが「理科」への苦手意識をなくすには?

小学生の子どもが「理科」の勉強を嫌がる、なんてことにお悩みのご家庭も多いでしょう。小さなころから理科への苦手意識があると、高校生で学ぶ「生物」・「化学」・「物理」の勉強で大変な思いをするかもしれません。
小学生の子どもが理科への苦手意識をなくすには、どうすればいいのでしょうか?

「理科」の苦手意識をなくすには?

「理科」の苦手意識をなくすために一番重要なのは、面白さを知ってもらうことです。理科を単なる暗記科目だと思ってしまったら、興味がもてません。教科書に載っている単語が何なのかわからないままひたすら覚える、つまらない作業になってしまいます。
しかし、身の回りにある理科を体験することで、「どうして?」「なぜ?」という疑問がわき、面白さを感じて学ぶようになります。ものごとの役割や仕組みを肌で感じることができれば、理科も怖くありません。

身の回りにある「理科」を体験する方法

では、実際に身の回りにある「理科」を体験する方法をご紹介します。どれも簡単なものなので、ぜひお子さんといっしょになって試してみてください。

白いご飯を噛み続ける

生物分野で学ぶ「だ液のはたらき」を体験するために、白いご飯を噛み続ける実験をしてみましょう。食事の時に、簡単に試すことができますよ。
白いご飯を嚙み続けると、だ液中に含まれる「アミラーゼ」という消化酵素により、米に含まれるでんぷんが分解されて「麦芽糖」になります。麦芽糖は糖の一種なので、白いご飯を噛み続けることで、途中からほのかな甘みを感じるようになります。

口に入れたときは感じない甘味が生じることで、だ液のはたらきをしっかりと学べます。「なんとなく汚い」なんて思われることも多いだ液ですが、栄養を取り入れるために欠かせないものだとわかるでしょう。
白米だけではなく、パスタやじゃがいもなどの他の食品で試し、どれにでんぷんが含まれているのか試してみるのもおすすめ。また、噛むことに意識がいくようになり、よく噛んで食べるようになるという嬉しい効果も期待できます。

発芽の実験をする

発芽の実験キットや、ホームセンターなどに売っている種を購入し、インゲンマメを発芽させる実験をしてみましょう。毎日少しずつ観察することで、植物に必要な要素を理解できます。
インゲンマメが発芽する条件は、「水」「空気」「適した温度」の3つ。また、植物に必要なイメージの強い「日光」と「土」も、ある状態とない状態を比較するとより良いでしょう。

まずは、「水」「空気」「適した温度」「日光」「土」の条件すべてを揃えたものを準備します。そして、「水」だけ与えない種、「空気」だけ与えない種、…というように、1つの要素だけ欠いたものを準備することで、どの要素が発芽に欠かせないのかわかります。
観察していく中で、「じゃあこういう条件だとどうなるんだろう」「他の種でも同じ結果になるのかな?」というように、新しい疑問が生まれることもあると思います。その場合は、また新しい条件で思う存分実験させてあげてください。教科書の内容を飛び越えた、新しい学びに繋がるかもしれません。

まとめ

子どもが「理科」への苦手意識をなくすには、面白さを知ってもらうことが重要です。身の回りにあるもので理科を体験し、面白さに気づいてもらいましょう。
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集中して学習をする子どもたち